Riversdale

海岸沿に位置する「リバーズデール」は、マオリ語では”海が空を食い尽くす場所”とも呼ばれています。リバーズデールの街は、原生林を抜け農地を通り海に達するモツワイレカ川の河口に位置し、その川の名前には「甘い水」という意味合いがあります。マヌカの花が咲き、ハチミツが出来上がる時期は、夏よりも夏らしい漂いが湧き出ます。

ワトソン社本社から一番近い養蜂所でもあり、近くの街から離れた広地にあるリバーズデール。厳しい天候状況のためミツバチが栄養不足になりやすく、年内の大半は養蜂に適していないのですが、クリスマスの前後2ヶ月位に、集中的にマヌカの花が咲き、見渡す辺り一面は雪が降ったように白くなるのが特徴です。

養蜂時期には、大きなトラックで空の蜂箱が到着すると、小型トラックに詰め替えて、川を上り丘へ向かいます。1週間以内に1500個もの蜂箱が用意され、4000ヘクタールもの敷地に設置されます。この作業は夜中に行われる為、滅多に気付くことはありません。