医療現場で「お薬」として使用するには、まだまだ未知な部分が多いマヌカハニー。そんなマヌカハニーの科学的謎に迫るため、ワトソン社では2011年に「自社研究所(MANUKA MED Laboratory)」を設立。マーストトン本社充填工場から徒歩1分の場所に、ニュージーランドでも唯一の医学目的のマヌカハニー研究所はあります。

ここでは、外傷の治療を目的としたマヌカハニーの抗炎症活性作用の研究が行われています。これはモラン博士も大きく関わっていたプロジェクトでもあり、既に医薬品として製品化されていますが、更なる研究が日夜行われています。その他にも、一般的な「健康食品」としてではなく、科学的研究とデータに基づいて認定される「機能性食品」としてマヌカハニーを登録をするという、今までに例のない試みも展開中です。更に、ニュージーランドのワイカト大学やオタゴ大学、世界中の大学や病院ともジョイントし、マヌカ業界を大きく変える新たな研究開発がここでは行われているのです。
マーストトンの本社充填工場横にある
ワトソン社研究所(MANUKA MED Laboratory)
約10名の研究員がここで研究をしています
最先端の研究機材を使って科学的に解明しています
科学者でもあるワトソン社CEOデニス氏


もともと科学者で、モラン博士と共にマヌカハニーの医学的利用を長年研究してきたデニス・ワトソン氏。一般的な養蜂会社が販売に力を入れる中、ワトソン社はマヌカハニーの医学的利用を追い求め研究に力を注いでいる会社です。長年の研究仲間でもあったピーターモラン博士率いるハニー・リサーチ・ユニットの研究を受け継ぎ、博士の一番弟子「サム」を筆頭に、約10人のマヌカハニー専門研究員によって、医療用マヌカハニーの広範囲な研究を行っています。

デニス氏はモラン博士と共に、数千人にも及ぶ患者さんとの臨床実験を繰り返し、医療用を目指し研究を重ね、ついに医療用マヌカハニー(MANUKA MED)を完成させました。更に現在ではその更なる医療用活用を目指し、多額の投資と時間をかけて、モラン博士との夢を追いかけ研究を重ねています。
デニス氏、よう子店長、モラン博士
モラン博士の意思を受け継ぐサム

この研究所は、ニュージーランド政府認定「Indepndent Laboratory」活性度試験分析所としての機能も兼ね備えています。マヌカハニーの医学的活用の研究のほか、マヌカハニーの活性度(MGS/MGO)の測定や蜂蜜の品質・基準検査なども行ない、トータルにマヌカハニーの検査・分析全般を行っているんです。しかも、この研究所は政府認定だけでなく「ISO17025」認定をも取得し、国際標準の検査機関としても認められているんです。

ここで働くサムは、以前ワイカト大学のモラン博士の研究所でも会いました。モラン博士を慕って世界中から集まってくる研究者の中でも人一倍モラン博士が信頼していた研究者。モラン博士がお亡くなりになり、モラン博士の意思を受け継ぎ、この研究所で研究を続けているんです。

ISO17025取得ニュージーランド政府認定「Indepndent Laboratory」
よう子店長とモラン博士の一番弟子サム
様々な角度から品質検査をしています


まずマヌカハニーにとって重要なのは蜂蜜に含まれる水分含量です。蜂蜜のなかの水分が多いと、発酵したり、カビが生えたり、長期保管が出来なくなってしまうので、社団法人全国はちみつ公正取引協議会では「蜂蜜中の水分は20%以下」と規定されています。また、果糖・ぶどう糖の含有量は100g中60g以上、しょ糖は100g中5g未満とされています。

また、マヌカハニーを一時的に加熱しているかどうかも重要な項目です。一時的に加熱すると活性度数値が上げられるため、意図的に加熱する養蜂会社もあるとの事ですが、加熱するとマヌカハニーの中のビタミン類や栄養素が壊れ、自然の甘みや風味も変わり、品質が低下してしまいます。これら一時的に加熱したかどうかはHMF(ヒドロキシメチルフルフラール)値を測る事によって検査する事が可能です。HMF含有量は1kg中40mgと定められています。

ワトソン社では、パッキング化されたマヌカハニーの中から、1000本に1本は無作為に水分含量、果糖・ぶどう糖・しょ糖値、HMF含有量、基本組成、花粉の量、色、活性度、粘度・・・など、基本的な品質検査を定期的に行い、基準を満たした商品のみ輸出が許されます。
水分含有量チェック
一時的に加熱していないかもチェックされます
マリリニュージーランドのマヌカゴールド
mariri New Zealand マリリニュージーランド(株)

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