数値に達したマヌカハニーは、保温室から出され、ボトル詰作業へと移ります。いま一度濾過されたマヌカハニーは、「パストライザー」⑧とよばれる低温殺菌装置に通されます。パストライザーは通常、牛乳を低温殺菌する際に使われますが、蜂蜜を殺菌し、結晶化しにくいマヌカハニーにしてくれます。また、このとき蜂蜜が35~37度以上にならないよう設定し、意図的に高熱処理にて活性度を上げていないかどうかを検査する「HMF検査」も必ずこの段階で行います。
医療用マヌカハニー(ManukaMED)を生産する際にも使われている、40ミクロンのきめ細かいフィルター⑨にて最終的に濾過されます。マヌカハニーは冬場など気温が低くなると、はちみつの中が白く固まり「結晶化」してしまう事があります。この現象は蜂蜜の本来の特性なので、全く問題はありません。しかし、結晶化してしまうと、お湯などで戻す作業が発生したり、触感が変化してしまうので、蜂蜜を結晶化しにくくするために、ゆっくりと蜂蜜を混ぜ合わせる「クリーム機」⑩に入れられ、24~48時間かけてクリーム化されます。
こうして完成されたマヌカハニーは、パッキング専門機⑪にてシステム的に充填・ラベル貼りされ、日本へ送るための梱包・発送工程に送られます。
⑧⑨濾過機とパストライザー
⑨濾過機の中には40ミクロンの最終メッシュ
⑩24~48時間かけてクリーム状にします
⑪最終ボトル詰め&パッキング工程
⑪徹底した衛生管理、品質管理の最終ライン
ラベル貼工程
マヌカゴールドの完成です
マヌカゴールドの最大の特長は【トレーサビリティー】完全追跡システムにあります。
最終的にボトル詰された商品に記載されたバッチ番号を見れば、どのマヌカの森で養蜂された蜂蜜なのか、養蜂家は誰だったのか、養蜂時期はいつだったのか、という事が追跡できます。
今では、ほぼ全てのマヌカハニーにバッチ番号が記載されていますが、その多くは活性度のみと連携している事が多く、複数の養蜂家から集めてブレンドされている一般的なマヌカハニーでは、養蜂家や養蜂時期、養蜂場まで追跡する事はほぼ不可能なんです。
全ての工程を自社養蜂・自社工場にて行っている、医療用マヌカハニー(ManukaMED)を生産しているワトソン社だからこそ実現できるのです。